Created: 22 Jun. 2002
Mercedes-Benz 190E 2.5-16 Maintenance Report
-Vol.6-

■第6章 オーディオ交換-Part2-■

 あまりにも音が寂しいのでスピーカーを交換することに。まずは大きさの確認のためにスピーカーネットを外してみたら前後とも10cmの小口径という悲しさ。新車価格1000万円のクルマがこれ?・・・ほんと悲しくなる。しかしフロントのみSONY製の2wayが、、、おそらくあまりのチープさにディーラーで交換したのだろう。
配線への接続コネクタはメルセデスによく見られる平とピンを組み合わせたもの(これは単体売りはなく、結局純正のコードを切断し流用することに)。

 入替えるにあたり国産メーカーのサイトでいろいろ調べてみたのだが、予想通り10cmってほとんど種類無し。できればトレードインしたいので対応製品を・・・これがまたまた無し。パイオニアでそれらしきものを発見したが、価格は国産用の2倍!ならば海外産品をと、インフィニティやロックフォードなどいろいろ調べた結果、インフィニティのサイトではメーカー別・車種別・年式別に対応製品が検索でき非常に親切!!!販売姿勢が気に入ったので(どうせ国産以外は音の試聴ができないので)型番控えて買出しに。青葉台の量販店に行ったら取り寄せとのことだったので、結局在庫のあったマックオーディオの10cm2wayを買うことに。店頭には「W201フロント専用」の50W(13000円)と「W201にも付く(かも)仕様」の80W(15000円)の2種があったが、純正で2wayが入っているフロントよりもチープなリア交換が先決なので後者を選択。

 で、実際に取付けをしようと合わせてみたのだが、ツイーターにネットが当たってしまってちょっと高さが合わないぞと。なるほど、純正と比較してみるとプラス7〜8mm高さがあった。ネットとスピーカー本体は共締めとなるので、ネットの下に下駄をはかせてクリアランスを確保し、周囲の浮いた隙間はラバーシートを細く切断して隠すことに。
試しにフロントにも合わせてみたのだが、こちらはダッシュの中が狭くてスピーカー自体が納まらず。やはり専用に作られた規格物を選択するのが賢いようだ。

 取付け完成後の音はというと、、、努力の甲斐あって純正よりは遥かに良い音に!。
今回の目的は良い音を追求して云々というのではなく、あくまで純正よりも品質の良いスピーカーをトレードインして音質向上を図ることなので、マニアックなことは一切行わず。ボードの加工など専門業者に依頼しないと出来ないし、それに10cmのスピーカーで何ができるんだって感じでしょう。ロック好きのオーナーの趣向に合わせるならヘッドレスト外してBOSEの101RDを設置するのが一番手っ取り早いんですけど、予算オーバーだとか。
 スピーカー交換するにあたりまずは純正品の確認を。スピーカーネットの取り外しは通常のドライバーではウィンドウスクリーンに干渉して無理。その場合右の写真のようなドライバーを使用。


取り外した純正のリアスピーカー。


こちらがおニューのMacAudio。ゲルマンのクルマにはやはりゲルマンのスピーカーを。


接続コネクタは特有のもの。いろいろ探してみたがこれは別売りしていないとのこと。しかたがないので純正のものを流用するため切断し端子を加工。


日に焼けて誇りもかぶりまくったネットは洗っても無駄なので取り外すことに。



取り付け位置を合わせて比較してみると、純正(左)の方が7〜8mm低い事が判明。さらにMacAudioの方は中央ツイーターも突出。これではカバーネットがスピーカーにぶつかってしまい付けられない。



スピーカーに干渉しないように今回はナットをかましてクリアランスを確保。これでスピーカー本体もボードにしっかりと固定でき一石二鳥。


ゲタをはかせた分カバーネットが浮いてしまうので、その隙間はウレタンを細く切断してカバー。


スピーカーを取り外すとジャバラ状の筒が登場。


ようやく取り付けです。


完成!


リアウィンドウ越しに覗くとネットが無いのでスピーカーは丸見えですが、その分視覚的効果は大。埃対策はこまめにバキュームを。



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